葬儀に供花(きょうか)を贈るべきかどうか迷われている方も多いと思います。
贈るべきかどうかは、故人との関係や遺族との関係によって判断されます。
以下に、一般的に供花を贈ることが適切とされる人を挙げます。
【供花を贈る必要がある(または望ましい)人】
1. 故人の親族
- 特に、喪主側でない親族(いとこ、おじ・おばなど)。
- 故人との関係が深かった場合。
2. 故人と親しかった知人・友人
- 長年の友人や特に親しかった関係があった場合。
- 一緒に仕事をした・生活を共にしたような絆が深い相手。
3. 会社関係者・取引先
- 故人が勤務していた会社や所属していた団体から。
- 取引先の代表者が亡くなった場合、会社として贈ることが多い。
4. 上司・恩師などの社会的関係者
- 生前に多大な影響を受けた場合。
- 社会的礼儀として贈ることがある。
5. ご近所・地域の付き合い
- 長年のご近所づきあいや、町内会などで関係が深かった場合。
【供花を贈らないことが一般的な場合】
- 故人との関係が遠い、または形式的な知り合い程度の場合。
- 既に供花を辞退されているケース(葬儀案内に「供花辞退」と明記されている場合)。
- 家族葬や密葬など、小規模な葬儀で招待されていない場合。
【補足:供花を贈る際のポイント】
- 事前に喪家に確認(供花の受け入れ有無、宗派によるマナーの違い)。
- 早めの手配が必要(通夜・葬儀の前に届くように)。
- 個人名・会社名など贈り主の名札をつける。
供花(きょうか)を贈る際には、宗教や地域の習慣、贈るタイミング、マナーなどに注意する必要があります。以下に主な注意点をまとめます。
1. 宗教・宗派の確認
宗教によって花の選び方や贈り方が異なります。
- 仏教(一般的に多い)
・白を基調に、淡い色(ピンク、紫、黄色)など落ち着いた色合いの花が好まれる。
・避けるべき花:トゲのある花(バラなど)、毒のある花、香りが強すぎる花。
・宗派によっては「供花」を受け付けないこともあるため確認が必要。 - 神道
・白を基調とした清楚な花。
・「供花」ではなく「玉串料」とする場合もある。 - キリスト教
・白い花(ユリやカーネーションなど)が一般的。
・名札をつける場合、「◯◯より」とはせず「◯◯一同」などシンプルに。
2. 地域の慣習
地方によって供花のスタイルや受付の有無が異なることがあります。
→ 必ず葬儀を取り仕切る葬儀社や喪主側に確認しましょう。
3. 贈るタイミング
- 通夜・葬儀前日までに届くように手配。
- 遅れる場合は、四十九日や一周忌など法要に合わせて贈るのも良い。
4. 供花の名札(立て札)
- 喪家に誰からの花かわかるよう、個人名または会社名を記載。
- 表記の順番や敬称の有無にも注意(「〇〇株式会社 代表取締役 山田太郎」など)。
5. 花の種類・色
- 訃報などを受け取っているようであれば、式場が明記されていると思いますので、そこに問い合わせるのが間違いないです。
- 今では、インターネットから供花の申し込みも可能ですが、喪主や遺族に花の好みや式場の雰囲気などを決めている場合がありますので、自由に注文するより意向に合わせてあげるのが配慮があって良いと思います。
6. 金額の目安
- 一般的な葬儀に贈る供花:15,000円〜20,000円前後
- 会社・団体で出す場合:15,000円〜20,000円以上
7. 供花を辞退されている場合
- 喪家が「供花辞退」としている場合は、無理に贈らず弔電や香典で気持ちを伝える。
弊社でも供花の受付をしております。
また、供花を贈る際に心配な点などございましたら、ご相談ください。