葬祭ディレクターは、葬祭業界に働く人に必要な知識と技能のレベルを示す称号になります。
葬儀業界団体の1団体である葬祭ディレクター技能審査協会が実施する葬祭ディレクター技能審査(厚生労働大臣が認定する技能審査のひとつ)に合格することにより認定されるものであります。
一級と二級があり受検資格として、一級は葬祭実務5年以上、二級は葬祭実務2年以上の経験がないと受検出来ません。
二級は葬儀に必要な基礎的知識が身についているかの筆記試験はあるものの、実務2年で取れてしまうことを考えれば、担当者としては、まだまだ経験不足で不安が残るくらいです。
一級であっても試験内容は格段に難しくなりますが、5年の実務経験では経験豊富な担当者とも言い難いです。
お葬式は予定通り進まないことの積み重ねです。
その想定していなかった事態を何事も無かったかのように収拾出来るかや、不測の事態をどこまで予測できるのかは、一級葬祭ディレクターの資格を持っているだけでは不十分で、どれだけ経験豊富かと担当者の人間性で変わってきます。
『間違えない葬儀社の選び方』のような出版物や記事などを読むと、決まって良い担当者を見つける事とあるように、葬祭ディレクターの資格保有だけでなく、この葬儀社にはどのような人が勤めているかで判断するのが間違いない選択だと思います。
何かしてあげられることはないか考えるゆとりのないご家族に様々なご提案が出来るのも経験豊富な葬祭ディレクターだからだと思います。